Exter West信号扱所について
Exeterはイギリス南西部、コーンウォール半島のデボン州の州都です(恐竜好き、地層好きにとってはあの有名なデボン紀の名前の由来になった地域です)。
そして、London PaddingtonなどからPlymouth 方面へと向かうGWR(Great Western Railway)と、SalisburyやLondon Waterloo へと向かうLSWR(London and South Western Railway)がExeter St.David’s
駅の西側で分岐し、そこを司っていたのが当信号扱所であるExeter West信号扱所です。
元々、一時的な施設として計画され建設されたものの結果的には1985年まで長きに渡り活躍したようです。
また、当時よく洪水を起こしたExe川の川岸に近いため、地盤が弱く、石造りの建物ではない形で建設されたという経緯があるようです。
なお、この信号扱所はその役割を終えた後、保存活動が行われ、現在Crewe heritage centreの一角に移設されて、休日などには信号扱いの模擬展示などが実施されているみたいです
(私もいつかは訪れてみたい場所の一つです)。更に、本シミュレーションを購入すると、その一部が保存活動への寄付に当てられているようです。
また、このシミュレーションは1960年頃をモデルとして再現されているとの事です。
Exeter Westはかなり複雑な信号扱いを体験出来る信号扱所です。配線の複雑さだけでなく、複雑な鎖錠、ミスが多発したり、
一列車のcall attentionからTOOSまでがわずか数分であったりする慌ただしい信号扱所です。3、4列車を同時に運行する事もしばしば発生します。
そんな複雑な信号扱所をうまく取り扱う為のコツは以下のようなものです。
・列車運行の基本的な流れを把握しよう
・鎖錠を徹底的に覚えよう(変わった取り扱いの把握)
・次の動きを常に予想していよう
・軌道回路だけに頼って列車を追いかけるのはやめよう(特に貨物線は軌道回路がないまたは短い箇所があるので、見逃さないように)
・秩序立てて遂行出来るようにしよう(うっかりミスのないような手順によって矛盾のない論理的順序を選ぼう。それによって、致命的なミスのリスクを最小化できるよ)
・記録係がいるのを思いだそう(列車記録係が自動的に列車の最新の状態を記録しています。取り扱いが忙しくなるまでに、定期的に列車の在線位置をイメージする為に使ってね)
平日ダイヤは入換等が多くその習得に時間がかかりますが、休日ダイヤはその取り扱いの迅速性は重要ですが、
取り扱いパターンは比較的単純なので休日ダイヤから主なパターンに慣れていくとよいと思います。
★隣接信号扱所
Exeter City Basin(1マイル336ヤード)
Great western本線(GWML)から分岐し、Heathfieldを経由し、Newton Abbotに戻ってくるTeign Valley支線へのジャンクションをコントロールしている信号扱所です。
1960年においては、Alphington Road貨物ヤードや、本線から分岐してExeter運河上のCity Basinへの支線へと接続していたジャンクションを取り扱っていました。
Exeter Middle(486ヤード)
Exeter St.David’s駅のロンドン側をコントロールしていて、横断距離の長いRed Cow踏切も取り扱っていました。
Exeter Goods Yard(490ヤード)
Red Cow踏切の一部を成すExwick Road踏切が横断する貨物線と、貨物線上の連絡線の転轍器をコントロールをしています。
Exeter Central B(843ヤード)
Exeter St.David’sから1分の37の勾配(約27パミール)を登った頂上にあり、Exeter Central駅の西側をコントロールしている信号扱所です。
★当信号扱所内の鎖錠とその他の特徴
・当信号扱所のFPLは手前に引く事でロックされます。一旦引くと電気鎖錠によりロックされます。FPLレバーを元に戻す為には、
レバー上方の棚に設置されている押しボタンを先に押すことで電気鎖錠が解錠されます。
・数ある転轍器によるジャンクションでの競合を避けるため、互いに鎖錠がかけられています。例えば、転轍器103が反位の時、転轍器112や113は反位に出来ません。
同様に、脱線転轍器114が開通方向だと、転轍器103や112は反位には出来ません。
(下り本線から誤出発した列車は、転轍器103が反位となった下り本線プラットホームから、または転轍器114が反位となった下り中線からの出発と競合し、
他列車側が適切な扱いを行っていたとしても側方からの衝突は避けられません。その為、下り本線の運転士に危険を知らせる為に場内の内方に3つのデトネータが設置されていて、
レバー110にて動作させられます。下り本線プラットホームや下り中線からの出発信号を反位とする前に、レバー110で下り本線にデトネータを設置します。
同様に下り本線への列車を許可する前にレバー110にてデトネータを撤去します。)
・114の脱線転轍器だけでなく、Exeter Central Bまで1/37のきつい勾配が続いているので、いくつかの脱線転轍器が設置されています。
そのほとんどが自動式ですが、レバー100によって動かされる転轍器の存在に気付くかと思われます。これは信号117と信号119・120における逆論理の鎖錠(ダブルブロッキング)を認めながら、
同時に勾配上での入れ換えを可能とする為です。例えば、列車が勾配上を登っている時に、それよりも優先的に入換信号89・95の勾配側まで入れ換えて、更にSpur まで機関車を戻したいとします。
さて、119・120より先に117を反位とする論理だけだど、先ほどの入れ換えは列車がExeter Centralに到着するまで待たなければなりません。117を反位とする必要はないのにも関わらず。
そこで、100を反位にすると、117を定位に鎖錠し、119・120を反位に出来、入れ換えを可能とするものです。
・Exeter Westでは、完全な電気鎖錠が設備され、レバーは信号扱所内の下の階にあるオペレーティングフロアにある電気鎖錠システムに繋がっています。
これは信号扱手にとって重要で、レバーを動かす前にこれらの電気鎖錠を扱わなければなりません。
信号レバー
押しボタンがある時は定位から反位とする前に押さなければなりません。
FPLレバー
反位から定位に戻す時に押しボタンを押さなければなりません。81〜84の4つの鎖錠レバーも同様です。
転轍器レバー
いくつかの転轍器レバーも同様に電気鎖錠があり、その様な場合、定位から反位に動かす為に押しボタンを押すことが重要です。
★特殊なベルコード
当信号扱所の複雑な運行に対応して、特殊なベルコードが沢山あります。ベルコードの一覧に馴染むようにしましょう。(ILCベルコードだけでも30種類近くあるよ!)
★規則1
この規則は法律の条項と合致するもので、上り列車に対するILCベルは受領してから先に進めがなければなりません。下り列車に対するILCベルは、
列車が発車の準備ができたという忠告を受けるまで先に進めてはいけません。下り列車で停車が予定されていない列車は、ILCベルをすぐに先に 進めなければいけません。
City Basin Junction信号扱所が閉っている際には、停車が予定されている列車のILC ベルは、TESの受領の後に進めなければなりません。
下り列車のTrain Approachingベルは、クラスA列車のILCを受ける前に受領と承認をします。これはHeleやBrandnichを通過するその様な列車を前もって予告し、
ILCベルが速やかに承認される目的であり、信号扱手を補助する目的意図があります。
★規則4(クリアリングポイントと承認条件)
下り列車の承認について、クリアリングポイントを以下のように変更しています。
・下り本線プラットホーム
Down Sidingの転轍器106までが在線なしで、転轍器103が安全な方向に開通している必要がある
・下り本線
停車が予定されている列車に対しては信号98・99まで在線なしで、転轍器112の定位が確保されている事。
停車が予定されていない列車に対しては一般的なクリアリングポイントが設定されます(規則4A参照)。
・下り中線(Down Middle)
信号117まで在線なしであり、ホーム端にある脱線転轍器が閉じていなければなりません。
・下りCentral方向からの進入と進出
Exeter MiddleからLine clearの承認を得るまで、Exeter Central Bからの(下りSouthern Region)列車のILC ベルを承認してはいけません。
単機の機関車や重連機関車の場合、信号37までしか在線なしが確保されていない状況であっても、規則5に乗っ取って許可を行って構いません。
★規則4A
この規則の規定は、この信号扱所に適応されており、下り本線の列車に対して重要となります。
Exeter MiddleよりWestern region Train の通過予定列車のILC を受けたならば、更にその先の信号扱所のLine Clearの許可なしでは承認してはいけません。
もし、先の信号扱所の許可が得られない時は、一般的なクリアリングポイントをクリアしていれば、Line Clear to Clearing Point Only(2-2-2)を使って許可する事が出来ます。
このコードはBlock indicatorがLine Clearとなる前にMiddle信号扱所によって承認されなければならない(目的としては、Middle 扱所に対して「West信号扱所は遠方信号を定位に保ち、
到着列車をチェックする」という事を示す為である)。
★規則5
軽量機関車や重連機関車の場合、信号37までしか在線なしを確保出来なくても、規則5に則って、許可を行って構いません(※規則5の中で定義なく規則5をに則ってって、
ループになってしまってかなり酷い感じがするのですが…実際の条項がどうなっているのかは個人的に今後調べてはおきたい部分です。)。
★規則31
この規則の条項はこの信号扱所とExeter Middleとの間の線路において適用されます。
入換によってこの区間に車両が入る際に、信号扱手は3-3-2ベルを送ります。もう片方の信号扱手はこの入換の進入を許可する場合、そのベルを承認し、block indicatorをLine Clearとします。そして、その入換車両が当該区間に進入したら、TESベルのの送信と受信を行い、block indicatorをTrain Onとします。
入換車両が正しく当該区間を通過したら、TOOSベルを一般的な方法で送ります。しかしながら、進入したその区間の端で折り返すような入換の場合、起点側の信号扱手がShunt Withdrawn(8ベル)を送信します。これが承認されると、block indicatorをNormalとします。
★規則32
この規則の条項は当信号扱所とExeter Middleとの間の線路に適用されます。
例えば、Exeter Middle側が上り本線にを下り方向に単機の機関車を走らせたいとします。まず、Middleの信号扱手はWestにWorking in Wrong Direction本線ベルを送ります。
Westの信号扱手はレバー83の鎖錠を反位として、ベルの承認をします。それから、Middle ではBlock indicatorをTrain Onとします。機関車が当該区間を正しく通過したら、
Westの信号扱手は信号及び鎖錠レバー83を定位として、Train Clear of Section(5-2)ベルを送ります。Middle はこれを承認してblock indicatorをNormalとします。
しかしながら、例えば機関車がMiddleで折り返す場合、Middleの信号扱手はTrain Withdrawn(2-5)ベルを送り、block indicatorをNormalとします。Westではそれを承認し、鎖錠レバー83を定位に戻します。
下り線を上り方向に動かす場合は、逆の取り扱いとなります。West側が当該線路のblock indicatorをTrain Onとします。
★※規則31・32等の取り扱いに関して
正直、私自身も入換や機回しの取り扱いに関して初めはは何が何だか分からず、間違ったベルばかり押していたので、ここに私なりにまとめた表を掲載しておきます
(万人にとって分かりやすい表かは疑問ですが)。私はこれを手元に置きながらシミュレーションを楽しんでいます。

★Exeter St.David’sとExeter Central間の勾配における運行
(この作業における信号扱所間の関係による特別な指示については「南部地域作業時の南部地域作業者の為の手引き」を参照してください。)
旅客及び貨物列車に対して機関車は、その列車自体の機関車を含めて4両を越えて連結はしてはいけません。
列車に対して十分に合うように作られた機関車のみ後部に2両補助として連結する事が許可されています。
この路線上には厳しい勾配があるため、絶対的に必要でない限り、その線路上での入換はすべきではありません。
つまり、列車の周囲を回るように走る機関車の機回しや、上りCentral側線への移動には適用出来ません。
なお、当該区間で入換を行う際には、信号117と119・120との間の逆論理鎖錠(ダブルブロッキング)がある為、上記の移動において、レバー100を反位とする事が重要です。
これは、信号117を定位に鎖錠し、信号119または120を入換の為に反位に出来ます。
★機関庫から、または機関庫への機関車の入換
機関車の運行を調整する目的で、当信号扱所と走行及びメンテナンスヤードの間に電話機が設置されています。
・機関車の到着
走行及びメンテナンスヤードに向かう機関車の入場の当信号扱所で行う操作は通常、ターンテーブルに向かうものに限定されています。
もしこれが不可能である時は(ターンテーブルに入場出来ない時は)、走行及びメンテナンスヤードの責任者が信号扱手と連絡を取り、
要求される操作内容について明確な相互理解に努めなければなりません。
・機関車の出発
単機及び重連機関車がヤードを出発する準備が出来たという電話による報告を受けたら、状況が整っていれば、信号扱手は機関車の出発の為に転轍器と信号のセットを行わなければなりません。
もし、ヤードからすぐに出発出来ない時は、電話により機関助手に知らせなくてはいけません。単機または重連機関車がヤードを出発する場合共に、
信号扱手はその順序や列車編成の為の入換の到着番線の条件を満たす必要があります。
注意
このシミュレーションにおける電話による報告とは、スクリーン上のダイヤログボックスによって与えられます。
重要
機関庫で出発待ちをしている機関車には速やかに対処してください。出口の信号で列になっている2両の機関車という状態になると、
その2両が互いに連結をして、無意味な解結作業をするという失敗をするかもしれません。(従って、重連機関車と機関車のない客車という状態になるかも…)こんな状況は望ましくない!
★当駅で終着した列車の取り扱い
終着のExeter West に適切なホームに到着した旅客列車は状態表示欄にSTOPPEDという説明が表示されます。
お客さんを降車させる為の時間がとられた後、機関車の解結が必要ないくつかの列車はそれが執り行われ列車の解説が「(ECS)」(Empty coaching stock)となります。
案内の後、新たに列車の機関車が連結されると、列車の状態表示がTrain Terminatedに変わり、dialogue boxが表示されます。
このdialogue boxは到着した列車を次運用に割り当てるか(REDESINATE)、入れ換えを行うか(SHUNT)、或いは後にするか(Do This Later)を問うものです。
既に列車が次運用の位置に居る場合、素直に次運用に割り当てればよいかと思います(注意点としては、次運用が旅客列車の場合、ホームに面した場所に停車している場合のみ有効な点です)。
また、到着列車を違うホームに移動したり車庫へと入れ換えれ際は、入れ換えボタンを押す事となります。この場合、列車は信号に従って移動します。
さらに、その列車の次運用が旅客営業列車の場合、時刻表に定められた出発時刻より前にホームに据え付けを行い、次運用への割り当ての為にREDESINATEを押しましょう。
★実際の信号扱所と異なる点
・再現している1960年頃は当信号扱所ではかつてのGWRベルコードが使われていました。しかし、そのベルコードは一般的なものとは言えませんので、
当シミュレーション内では1965以降に使われていたイギリス鉄道のベルコードを採用しています。
・回送列車を次のExeter St.David’s始発の列車として入換をする際、Exeter Middle へは2-2-1か3-1で知らせるようにしてください。
3-3-2として伝えると、出発時間になると、Middle方面へと出発してしまいます。
・Exeter Middleへ下り線を逆線進入する場合
1.上り場内信号機で待っていて、ホーム到着後西方向へ折り返す場合は3-3を使用し、列車出発後2-1ベルによりTOOS を伝える事
2.Exeter Middle へと逆線進入する時は2-3-3を使用しましょう。
・Permissive Workingは実行出来ません。次に入ってくる列車は前の列車のTOOS を受けて入線してください。
・下り場内信号機の下には列車を連結する為に軽量機関車が下り本線へ出発する為の誘導信号機があります。しかし、当シミュレーション内では使用出来ません。
・Exeter West周辺では夏の土曜日の繁忙期を捌く為に、いくつかの信号扱所が開きます。しかし、当シミュレーション内では常に開いている設定となっています。
・列車長の限界は一般的に240mです。実際には多くの列車がそれよりもいくぶん短くなっています。
・当シミュレーションでは実行出来ないけれど、実際には許可されている運行方法
この覚え書きは興味のある方の為に捕捉事項として付け加えています。
当信号扱所とExeter Middle との間の上り線にて許可されている動かし方
既に先行の旅客列車が在線している上り線に進入したい旅客列車があるとすると、ILCベル反復による承認は出来ませんが、2-4-2ベルを返答して承認する事が出来ます。
その列車は在線のある区間の入り口の信号まで進入して停車し、その後に適切な誘導信号が反位となります。
後方の旅客列車はホームに十分な余地があれば、連結の為に在線のあるホームに進入する事が出来ます。
霧や降雪の際は、先行列車の後方側に誘導係員が立ち、進入を許可された後方列車より先に赤の手信号を明示します。
実際にはこのルールは急行列車の後方にTeign valley列車を連結させる為に計画されました。
この運行は支線の廃線により1960年に終了しましたが、夏期の土曜日において、先行列車の後方のプラットホームに急行列車の入線を許可する為にこのルールが使われています。
★Exeter Westでの列車の典型的な取り扱い例
・下り線プラットフォーム→西行き出発
1.Exeter MiddleからCall Attention + Is line clear?
2.クリアリングポイントまで在線なしかをチェックする。すなわち、転轍器103が定位であり、FPL107が反位である事。その後すぐIs line clear?を承認します。
自動的にblock indicatorはLine Clearとなります。
3.Train Entering Sectionベルを受け、それを承認します(block indicatorはTrain On Lineとなります)。
4.列車の発車準備が出来ると、Train Ready to Startブザーが鳴ります。
Exeter City Basin方面へ列車の進出を申し出る為にFPL107を定位に戻し、押しボタンを押して転轍器103を反位にしてFPL107を再び反位としてロックします。
5.列車が出発したのを配線図で見て、City Basinに対してTrain Entering Sectionベルを送ります。列車が通過した信号を定位に戻します。
6.列車が転轍器103を通過したら、FPL107の押しボタンを押し、定位にします。そして転轍器103の押しボタンを押し、FPL107を反位にします。
7.Exeter Middleに対してTrain Out of Sectionを送る事が出来ます。
・上り列車、City Basin→Exeter Middle上り本線経由
1.Exeter City BasinからCall Attention + Is Line Clear?
2.信号2,3が定位で、信号2への到着列車がいない、または信号2と3の間に列車がいない事。また、要求されるクリアリングポイントまで列車がいない状態であれば、列車の進入を許可出来ます。
3.すぐにExeter MiddleへとExeter Middle Main Lineベルを使って列車進出のオファーをします。Exeter Middleからの承認を受け、block indicatorがLine Clearとなります。
転轍器33を鎖錠する為にレバー26を反位にします。そして信号を、14,2,3,4,1の順に反位にします。
4.City BasinからTrain Entering Sectionが送られます(これを承認し、block indicatorがTrain On Lineになります)。
5.信号2付近にある短小軌道回路AAが在線となったら、レバー1定位に戻します。本線のベルを使って、Exeter Middle へとTrain Entering Sectionを送ります。
これが承認され、block indicatorがTrain On Lineとなります。
6.軌道回路それぞれにより、列車の動きが分かるので、列車が通過した信号を定位に戻していきます。
列車が軌道回路DDを通過したら、実際の信号扱所はそこにあるのですから、実際には列車のテールランプを確認する事になります。
そして、City Basinに対してTrain Out of Sectionを送り、反位のままになっている残った信号を定位に戻します。
※もし、Exeter Middleより受けた列車がExeter St.David’sに停車しない場合、Exeter MiddleがLine Clearを承認するまで、普段よりも長い間が開く事になります。
これは、Exeter Westの場合と同様に、Exeter Middleにおいても、停車列車とは異なる特別なクリアリングポイントを設定し、さらに先の信号扱所であるEastのLine Clearの承認を受けた上で、
当信号扱所に対してLine Clearを返してくるからです。
・上りSouthern region列車、Exeter Middle→Exeter Central 下り中線経由
1.Exeter St.David’sの特徴として、上りSouthern Region列車が下り線を使い、下りSouthern Region列車が上り線を使うという点があります。
従って、Call AttentionベルをExeter Middleへと送った後、それを承認してもらう為には正しいIs Line Clearベルを送る必要があります。
(1-4-1はSouthern Region旅客列車、3-4-1は貨物列車、他はベルコードリストを参照)
2.列車を許可する前に、転轍器114を反位にしてFPL115で鎖錠しなければなりません。
3.一旦列車が到着し停車すると、脱線転轍器114を定位にして、下り本線や下り中線プラットホームのからの進出を可能とする事が出来ます。
4.もし、機関車のアシストをブロッキング必要とする列車が重いのなら、Exeter Middleから、2-2のベルが送られてきます。これは1両の機関車をアシストの為に連結する事を示すものです。
このベルは承認しなければなりません。もしも、2両の機関車を連結する場合、それぞれの機関車に対して2-2ベルを受けて承認しなければなりません。
5.Train Ready to Startの音が聞こえたら(シミュレーション上では出発準備完了の画面表示)、Exeter Central Bに進出のオファーをします。
承認を得るまで長めの間がありますが、これは、Exeter Westに許可をする前にExeter Central Aに対して許可を得なければならないからです。
これは勾配上で列車が停止する可能性を避ける為です。
6.Line Clearの承認を得たら、転轍器114が反位であり、FPL115により鎖錠されている事を確かめ、それから信号119の前に117を反位にする事を思いだしましょう。
列車が走り出します。Train Entering Sectionを送り、承認を受けた後(重要)、Exeter Central Bに対して勾配用機関車の存在を示すコード(2-2ベル)によってベルを送りましょう
(2-2ベルを両数分をのオファーと承認をします)。
7.列車の進捗を配線図を見て追いかけながら、それに応じて信号を定位に戻します。そして軌道回路HKの在線がなくなったら、Exeter Middleに対してTrain Out of Sectionを送ります。
なお、中線から下り本線への出発においても、同様の信号128によって許可される事に注意してください。
・下りSouthern Region列車、Exeter Central→Exeter Middle
1.Exeter Central BからCall Attention + Is Line Clear
2.列車を許可する前に、転轍器91を反位にして、列車を進入させる為にExeter Middle からの許可を得ます。
3.Exeter Middleからの許可がとれたら、Exeter Central Bに対してLine Clearを送り、信号87を反位にします。
4.もし、あなたが上記した列車の動きの概略に慣れたら、それがどのように動いているか親しむようにするとよいでしょう。
軌道回路EFの在線がなくなったら、Exeter Central B にTrain Out of Sectionを送ります。
・Exeter Middleからの下り本線の下り列車
この列車の為のそれぞれの取り扱いの詳細は一見重要でないように思われます。しかし、次の事について覚えておきましょう。
もし、オファーのあった列車がノンストップのWestern Region列車の場合、Exeter Middleに返す前に、City BasinからLine Clearの承認を得て下さい。
もし、先のLine Clearが得られず、この列車が既に許可されているのなら、規則4A及び2-2-2(Line Clear to Clearing Point Only)の特別なベルコードを使って許可しなければなりません。
もし、列車がExeter Centralへと走っている場合、すべての状況において、規則4Aの下で許可をしなければならず、Exeter Westはそのルートに関する遠方信号機を動かす事は出来ません。
下り本線列車を動かす為に信号120や130を反位とする前にレバー110のデトネータを定位にするのを忘れないように。
・Newton AbbotへのWestern Local service
これらの列車は一般的に下り本線プラットホーム(信号126の許可の下で)、下り中線(信号37の許可の下で)、上りリリーフ線(信号46の許可の下で)から出発します。
この為の車両は側線からからプラットホームへと入れ換えるか、前に到着した列車です。どのようにして動かすかは状況により変わり、側線からの車両は通常先頭が機関車の状態で出てきます。
また、プラットホームにおいて客車を後ろ側に配置するためには、次の方法によってExeter Middleより許可を得る必要があります。
1.上り線へ入れ換えする場合
この移動はExeter Middleに対してShunt into Forward Section(ベルコード3-3-2)をオファーしなければなりません。
そしてExeter Middleはそれを承認し、Line Clearが与えられます。上り線へと進入したら、Exeter MiddleへとTrain Entering Sectionを送らなければなりません。
列車のテールランプを完全に確認出来るまで進出し、上り線が在線なしになったら、Exeter MiddleへShunt Withdrawn(8ベル)を送ります。Exeter Middleによりそれは承認され、
block indicatorがNormalになります。
2.下り線への入れ換えをする場合
これはExeter Middleへblocking backによって行われます。Call Attentionを送り、承認された後、Blocking Back Outside Home Signal(3-3ベル)が正確なベルの下にExeter Middleへと送られます。
このベルが承認されたら、この線のback indicatorがTrain On Lineとなり、信号102を反位にする事が出来るようになります。(個人的な注釈ですが、確かInside Home Signalで間違ってやると、
Middle側に進入出来ず、はみ出した状態で停車し、ポイント郡を塞ぐ位置に在線というとんでもない状態になった覚えがあります…)プラットホームに停車したら、
Train or Vehicles at Stand(3-3-4)ベルを必ず送り、Exeter Middleによって承認されます。
これは、Exeter Middleにおける下り線のClearing Pointを不正に冒すような進出をしない事をExeter Middle に対して保証をするものです。
列車が下り線より出発したら、通常の方法でExeter MiddleへTrain Out of Sectionを送ります。
3.列車の周りを回るような機関車の入れ換えをする場合(機回しをする場合)
この移動は、列車がプラットホーム6(上りリリーフ線)に到着し、終着する際によく発生します。機関車が下り線のどれかを経由して回ってくる場合、
Light Engine Not Running Through(2-3-2ベル)として合図します。あるいは、上り線のうちの1つをWrong Directionで回ってくる場合もあります。
そのどちらの場合も、列車が到着した線路に対してExeter MiddleよりEngine Arrived(2-1-3ベル)が送られます。これは、Exeter Westの信号扱手に対して、列車の機関車が切り離され、
西側において機関車を安全に連結する事を保証するためのものです。この2-1-3ベルは必ず承認しなければなりません。
※もし、機関車が上り線を逆方向に使って機回しするのなら、次の手順です。
Exeter MiddleはCall Attentionを送った後、Working in Wrong Direction(2-3-3ベル)を機関車が走る線路に対してベルを正しく送ります。
もしこれが上り本線なら、Exeter Westの信号扱手はその線路の鎖錠レバー(レバー83)を反位にしてベルを承認します。上り本線に対するblock indicatorはExeter MiddleによってTrain On Lineになります。
機関車が上り本線を下り方向に通過する際、入れ換え信号42の下に進行し、入換信号12・13・14の内方に進入にします。
そのようにした時、レバー83は定位にし(電気鎖錠を反位とする為に押しボタンを先に扱った後に)、Train Clear of Section(5-2ベル)をExeter Middle に送ります。
Middleはそれを承認し、block indicatorをNormalとします。Exeter Westは機関車が列車へと(連結する為に)戻って行くためのルートと信号の設定が出来ます。
※列車が西方向へと出発する際(または車両が入換でプラットホームから離れる際)、Exeter Westの信号扱手は次の手順を取ります。
列車がテールランプを伴って完全に進出したら、列車の後方の信号を定位に戻します。列車が進出した線路に対して正しいベルで、Exeter Middleに対してCall Attentionを送ります。
承認を受けたら、Exeter WestはExeter MiddleにTrain Drawn back Clear of Section(3-2-3ベル)を送ります。Exeter Middleはこれを反復する事により承認します。
非在線状態を反映させる為に、block indicatorをNormalにして、Train Out of Section(2-1ベル)を送ります。後者のベルはExeter Middleより(もちろん)返答されません。
ざっくりとした周辺地図を載せておきます。

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