Yapton Signal Boxの特徴と基本的な操作
さて、私は今どういう方針でこの信号扱所毎の特徴を書いていくべきか悩んでいます。
それは運行に必要な知識、つまりそれぞれのソフトに添付されている説明書のうちから、シミュレーションを動かす為に必要な情報を淡々と和訳していって、
それをまとめていくのが良いのか、それともその地理及び周辺の運行の特徴を記す事で楽しみがより湧くような部分まで書くべきか・・・。
しかし、私自身イギリスの土地勘がほとんどない上、その当時のダイヤおよび運行状況はイギリスにおいてもはっきりと情報が残っている訳ではないようでして、
つまり私ごときが単純に調べられるものではなく、結局受け売りで和訳していくだけとなってしまう事にどこまで意味があるのか正直自問自答しています。
根本的な部分で言いますと、英語が堪能な方は日本にも沢山おられる訳ですし、また英国在住の日本人も沢山おられると思います。
更に、インターネットという世界を手軽に繋いでいく空間において、情報自体は山のように溢れ、その情報の中から特定の情報に接する為には、
言葉の壁を乗り越える事と本人の興味の持ちようという能動的な条件のみという状態となっています
(一方で逆に現地の方が興味を持ちえない情報についてはインターネット上にないまたは少ない状態ですから、外部からは情報を集めにくい状況とも言えますが・・)。
そのような現代において、このサイトにアクセス下さる方に対してどのような情報を書くべきか、つまり一般的な信号扱所の取扱いの情報であれば、
本・DVD・ネットなど様々な情報がありますから、それをある程度取りまとめてお示しする事はシミュレーションを楽しむ土台として私の役割として有意義な事かなと思いますが、
ソースがシミュレーション内の解説書ほぼ一つをいい加減に和訳しただけのものを示してドヤッっとインターネット上に載せる事に抵抗感があるのも事実です。
という事で、ある程度お手柔らかにお願いします。いや、お手柔らかにご指摘願えればと思います。
結構長々とくだらない事ばかり書いてしまいましたすみません。なぜこんな長々とそんな事を書いているかと言えば、
「イギリスの伝統的な鉄道信号システムのご説明」をざっくりでもお読みになった方にとってYapton Signal Boxは、さほど難しい問題は特にないと思われます。
戸惑う事は多少あるかもしれませんが、色々いじっていれば何となく分かってくる事ばかりかと思われます。
しかも、1968年にintermidiate block signalsに切り替わってますので、私の下手くそな絵を載せる為の資料なんかもあんまりないもので・・・え?それはいらない?失礼しました。
という事で、Yaptonに限らないBlock Post Simulation全体に共通する事などについても触れていきたいと思います。
まず操作説明です。

見た通りですね。
あと、解説が必要な点としては隣接信号扱所からのベルに「(!!)」等の表示がなされます。これは、実際の信号扱所ではベルがどこから鳴ったか方向が分かりやすいですが、
(実際にはベルの音色自体がそれぞれ違いますので、慣れればどこから鳴ったか分かるものではありますが・・)パソコン上では分かりにくいですからこのように表示されています。
順番に
(!!!) Call Attention
(LC?) Is Line Clear(ILC)
(TES) Train Entering Section
(TA)(TOOS) Train arrived、Train Out of Section
(Warn?) Warning acceptance (3-5-5) offered
となっています。また、隣接信号扱所へのベルについてですが、レバーと同様に直接マウスでベルの押しボタンを押してもよいのですが、
Fanctionキーでも代用する事が出来ます。位置関係としては中心位置がF4とF5キーの間の部分に対応し、ベルの位置関係と対応しています。
したがって、Yaptonの場合はF4キーがFord、F5がBarnham Junctionに対応しています。
隣接信号扱所はFordは1.2マイル東、Barnhamは1.3マイル東に位置しています。また列車の最高運行速度は75mph(120km/h)です
クリアリングポイントと列車の承認条件
・上り列車
信号10が定位であり、Barnham Junctionへの区間が在線なしであり列車が通常通り運行している事
・下り列車
信号4が定位であり、Fordへの区間が在線なしであり列車が通常通り運行している事
(個々の出発信号機を越えた時点で承認する事が出来るかもしれません)
Yaptonで一番のポイントとなるのはILCとTESのベルの正確性な運用と、迅速な列車運行にあります。位置関係を今一度確認してみましょう。
ざっくりとした位置関係図を作ってみました。かなり雑なので、参考程度にどうぞ。
Yapton・Portcreek・Ford・Barnhamと今後の位置関係を頭に入れておいて下さい。

結局、この信号扱所における最大の課題はBrigton方面へ向かう列車のTESを忘れずに、branch line(4beats)で伝える事だと思います。
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